Fabio Caramuru「eco musica~conversas de um piano com a fauna brasileira」(2015年)
ファビオ・カラムルはブラジル、サンパウロのピアニスト/指揮者/作曲家。eco
musica(残響音楽)、副題に1台のピアノとブラジルの動物たちとの対話とあります、このアルバムは自然との対話を音楽で表現するために、フィールドレコーディングによる鳥やカエル、虫などの鳴き声に呼応するかのような曲や、そういったものから想起された曲が14曲詰まっています。インプロヴィゼーション的な曲もあれば、音楽の枠組みのあるものもあります。どんな譜面になっているのでしょうね。各曲名は様々な生き物の名前となっています。ジャケットも美しい鳥の絵。特に印象的なメロディーがあるというのとは違いますが、どんな鳥だろう、どんなところに棲んでいるのだろうと、想像しながら聞くとスーと心の中に音が染み込んできます。想像をたくましくするために、曲名の生き物たちを掲げておきます。
- cigarra(シロハラヒメウソ)
- bem-te-vi(タイタンチョウ)
- tico-tico(スズメ)
- sapo-cururu(ヒキガエルの一種)
- quero-quero(ケルケル~タゲリの一種)
- grilo(コオロギ)
- uirapuru(ウイラプール~飼い主に幸せをもたらす伝説上の鳴鳥)
- tangara(フウキンチョウ)
- araponga(スズドリ)
- anu-branco(シロオオハシカッコウ)
- canario-da-terra(キンノジコ~カナリアの一種)
- tuim(インコ)
- sabia(サビア鳥~美しい声のブラジルの代表的な小鳥)
- arara-azul(アオコンゴウインコ)