PUENTE CELESTE/en vivo en café vinilo(2011年)
アルゼンチンの素晴らしいコンテンポラリーミュージックを世界に発信し続けるブエノスアイレスのライヴハウスCafé Viniloでのプエンテ・セレステのライヴを収録したCD+DVD。
プエンテ・セレステのメンバーは、
Edgardo Cardozo, voz&g
Lucas Nikotian, accordion&pf
Marcelo Moguilevsky, lead
Luciano Dyzenchauz, b
Santiago Vázquez, perc
サンティアゴ率いるプエンテ・セレステは、それぞれがリーダーバンドで名を馳せている、最上級のメンバーで構成される。以前紹介した「canciones」(2009年)から5曲を含む全17曲。もはやフォルクローレの枠を超えている現代最高の楽団の一つと言っていい、彼らのライヴ映像まで楽しめるのだから可能な限り入手することをお勧めします。素敵なメロディーに、美しいハーモニー、心地よいリズムに、アクセントのキメも、即興の醍醐味、遊び心溢れる掛け合いもすべてを堪能できる。これがライヴなのかとため息ばかり… 繊細なアンサンブルも観客の興奮も伝わって来る録音がこれまた秀逸。
PUENTE CELESTEの「cansiones」(2009年)というアルバムです。1曲目の印象的な響きが、アルバムを通して余韻のように残ります。なんという透明感だろう。Edgardo
Cardozoの澄んだ声といくぶん字余りな歌詞が独特のリズムを生み出す。ギターとピアノの絶妙の間合い。素朴なリードの響き、細かいさざ波のようなドラムが大きなうねりを作る。素晴らしいアンサンブルだ!
この「cansiones」はPUENTE CELESTEの5年ぶり4枚目のアルバムらしいが、3枚目の「manana domingo」(2004年)とEdgardo Cardozo Trioの「Anos despues」(2000年)も入手。これらも素晴らしいが、時間と共に洗練されてゆくアンサンブルの進化が感じられます。いずれも大洋レコードで入手しました。
「cansiones」は、Latina誌の新譜紹介でも絶賛されていた。とにかくイチ押しです。